2006/12/12

いじめ(その5:高校時代)

ようやく連載も終わりかけてるhibanaっす。
勝手に初めて勝手に息切れとはナントまぁ。

小学校・中学校とわたしを目の敵にしていた
いじめ首謀者と違う高校に進んで、とりあえず無事に過ごしていた。
が、案の定始まってしまった。
どうにもこうにも納得いかないが、またも男子絡み。

昔から今に至るまで、女子男子の対応に差がないわたしだが
「モテたくてモテたくて身をよじらんばかり」の女子からは
フツーに男子と話しているわたしが憎くて仕方がなかったらしい。
もう慣れていたのでまたも、地味女子チームと
目立たぬように生き延びる道を歩むこととなった。

2年生になる時にクラス編成が変わって驚いた。
「hibanaって何組だった?」と聞かれたから
「7組」
と、当たり前に答えたら、相手は驚愕の表情を浮かべた。
「あの7組? 大変だったね」

どうも1年生の時のクラスにいたいぢわるな人たちは
有名だったらしいのだ。
確かにまだ高校生だっていうのに驚くほど顔に性格が反映していて
とても醜く歪んだ表情を浮かべていたものだった。
でもモテたかったのにね、残念だったね。

そしてまた、その時同じクラスになった中に
街で有名だって評判の不良女子がいた。
彼女はとても親分肌で噂など信じないのだ。
自分が直接見たり聞いたりしていない事を流布したりしないのだ。
おっとこまえなのだ。
その彼女と何故だか仲良くなって、よく一緒に歩いていた。

すると、
去年までさんざっぱら嫌がらせの限りを尽くしていた
今は別のクラスの女子がすり寄ってくるのだ。
どうも不良女子に憧れていて、仲良くなりたいらしい。
なら、直接彼女に話しかけてみればいいじゃない。

なんかね、イロイロだね。
昔の不良は骨があって、カッコイイ部分もあった。
確かにタバコは吸うし酒も飲んでたし
いわゆる不良だったけど、心意気ってのが良かった。
何故かわたしは不良さん達に救われて来た。

結局、一番長く続く友人に出会う可能性が高い時期に
三日と開けず嫌がらせをされる毎日が大半だったため
雑談を苦手とする風変わりな女が出来上がってしまった。
半分以上は自分のせいなので、特に文句はない。

ただ、その昔、簡単に誰かと話しをしたり
信じたりしていたことが思い出せないのが少し哀しい。