2006/12/11

いじめ(その4:中学時代)

週末はすっかりボケボケしていたhibanaっす。ども。
この連載は、「わたし、可哀想なの」って事ではなく
出来るだけ淡々と書いてみたいと思って始めた。
でも、書いているうちに当時の自分が可哀想で
なんだか泣けてくることよ。

小学校をなんとか卒業して、おそるおそる中学へ入学。
とりあえずは事もなく時は過ぎた。
なぜなら、敵は根回しをしていたんだ。
とりあえず彼女は自分の仲間らしき人脈を作り
徐々に「hibanaがアンタの悪口言ってたよ」的な事を
言い散らかし始めたらしい。

あぁ、また始まった と思った。
実は小学時代と同じ首謀者であり
どうも「自分の好きな男の子がhibanaを好きだった」事が
直接の原因らしかった。
そんなことするから嫌われるのにね。

なんとなく手慣れたわたしは放っておくことにした。
すると、数ヶ月するといじめていたグループのうち一人が
首謀者の逆鱗に触れ(理由不明)、仲間はずれにされた。

そんな訳で、わたしの仲間になると言う。
特に拒む理由もないので仲間が出来た。
これはたいそう気楽なことだった。
そのまま1年程たったろうか。

ある日、首謀者ではなく、不良グループの長的女子より
突然おウチに電話があった。
「いままでゴメンね」
という、驚くべき電話だった。

いったいどうしたと言うのだろうか?
彼女が言うには、首謀者である女子が
あっちではコッチの悪口、コッチではあっちの悪口を
言い募っていることを知ってしまい、よく考えてみたそうだ。
すると、わたしが何か言ったという気がしなくなり
確かめるため電話をして来たのだという。
「こんなこと言った?」と聞かれた内容は
さっぱり解らないことで、「知らない」と答えた。
「やっぱりね」

これにより首謀者はかなり辛い立場になった。
そんな風にして、中学も半ばで
意味のないいじめの嵐からは解放された。
とはいえ、いまさら誰かと友達になろうとは
ちょっと思えなかった。そらそーだ。

わたしが子供の頃のいじめは理由が上記の通り
アホっぽいモノだったし、肉体的な危害は加えられなかった。
今は、本当に意味不明のいじめだし
精神と肉体を傷つけることを厭わない子供が増えて
ニュースを見るたびに心が痛い。

同じ経験をしたわたし達に言ってみてよ。
同じ痛みを知ってるから。
お願いだから。