2006/03/30

良質な消費者

わたしがネット世界に足を踏み入れたきっかけは
馳星周こと板東齢人が作家になってしまったから。

彼の書評を読んで、後を追っかけ回すみたいに
オススメ本を読み漁っていた。
なぜだか彼の推奨する本は、わたしにぴったりだったから。

作家デビューした彼は
書評を続けるのは卑怯だ、とすっぱり辞めてしまった。
新しい指標を探さなければ、とネット世界に飛び込んだ。

当時はまだまだ技術者とその卵である学生、アニメ系の人々
くらいしかネットに住んでいなかった。
読書な人々はパソコン通信界に居住していたのだ。

そんな中、読書の仲間の集まるサイトを見つけて
楽しく読書談義をさせてもらっていた。

いまはではもうネットに繋がっていない人を
探す方が大変なのではないかという勢いだ。
当然読書人も多く存在する。
みんなそれぞれに感想や評を掲載する場所を
簡単に手に入れることができる。

そのせいというわけではないのだけれど
一時期のウソんこグルメみたいな状況が
発生しているような気がする。
「あいつはもう終わったね」的な発言がそれ。

そう発言することは、別に罪でもないし
そう思う事もあるだろうと解っている。
ただ、自分はあくまでも感想を述べることに
こだわっていたい。

わたしは何も創造していないのだ。
その昔、北野武が発した言葉がある。
彼の映画や様々な活動を批判する人々に向けて放ったモノ。

「おれと同じことしてから言えよ」

まさしくその通りだと思った。

創造する人々がいて、消費する人々がいる。
わたしは圧倒的に消費するのみだ。
本、映画、芝居、絵画、音楽、そのほかいろいろ。

自分の出来ないことをやり遂げている人を
無条件で尊敬している。
ただ、だからと言って全て好きなわけではない。
人にはそれぞれ好みのいうモノがある。

わたしが好きで消費するモノたちは
なかなかどうしてセンスがいい。
流行らないんだろぅなぁ、でも好きだなぁ
と思っていると、同好の氏が沢山いて
驚くこともしばしばあった。

せっかくだから良質な消費者になって
好きなものを好きだと言って暮らしたい。

嫌いなものを「終わってるな」なんて言わずに
せめて「ここんところが惜しいなぁ」くらいで
期待を捨てないでいたい。
だって自分では生み出せないものなのだから。

4 Comments:

Anonymous あやぽん said...

やはり お姉さまは知的だゎ。
素敵よ。
あたしも良質な消費者になりたい。
なんのって、そりゃ。
ねぇ。

2006年4月1日 8:17  
Blogger hibana said...

あやぽん
あら、お褒めいただき
うれしゅうございましてよ。
知的より美人のが嬉しいお年頃ではあるが
せっかく褒めてくれたので
なんでもおっけー。やほーぃ

2006年4月2日 22:43  
Anonymous tetu said...

朝方ブロガーをめくっていたら
こんな涼しげな文に会えて、今日は
いい日になりそうです。///

2006年4月3日 4:18  
Blogger hibana said...

tetuさま
あ、気が付きませんで。
初めまして、いらっしゃいませ。
涼しげとはなんとも素敵な褒め言葉。
わたしの方こそいい日になりそうです。
えぇ、明日ですけど。

またいらしてくださいませね。

2006年4月4日 22:04  

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